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京都大学大学院医学研究科医学専攻分子生体統御学講座医化学分野。竹内研究室です。

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学会レポートReport

Keystone Symposia-NF-kappaB System in Health and Disease- (2014. 2. 24-27)に参加して。

2月24日〜27日,Keystoneで行われたKeystone Symposia-NF-kappaB System in Health and Disease-に参加してきました。デンバーからシャトルバスで約2時間,標高2800 mまで登ったところにその会場があります。標高の影響か,初日は激しい頭痛が襲いなかなか調子があがりませんでした。それでも会場は非常にエキサイティングな雰囲気に包まれ,徐々に体調も戻ってきました。
初日のTalkはD. Baltimoreからスタートし,骨髄造血幹細胞におけるmi146aの役割をKOマウスを用いて,数ヶ月〜1年の経過を詳細に説明されました。2日目はDixitがRIP3 kinase dead (KD) mutantマウスについて興味深い話をしていました。RIP3 KOはviableなのにKDはlethal (KDはドミネガではないらしい)大変興味深く最後まで集中しました。この日の午後はJames ChenのcGAS-cGAMPの話。去年何度この単語を見たことだろうと思い返しました。
私の発表は3日目で,今回Short Talkでの発表ということで緊張しましたが,このような機会は自分にとって大きな経験となりました。発表後も質問に訪れる人が多く興味を持ってもらえているのだなと感じることができました。同じセッションにMalt1で有名なMargot Thomeも名を連ねており,話をする機会を持つ事ができたことも大変嬉しい瞬間でした。
最終日も大変興味深いTalkが多く,特にFlavellのNLRP6の話は以前にも報告されていましたが,今回オートファジーを介した制御について話をされていました。またこの内容がこの日の日付でCellに掲載されており,最先端の内容をリアルタイムで聞くことができ大変有意義な時間を過ごしました。
このシンポジウムへの参加をきっかけとして,たくさんの研究者に出会うことができた事,また多くの会話をかわした事は私にとってかけがえのない経験になるとともに,今後の研究のモチベーションを高める素晴らしい時間でした。

2014. 3. 5
植畑 拓也


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